2025年12月16日参議院・総務委員会「『私たちも人間です、人間らしい暮らしをさせてほしい』とんでもない叫びです!」
- Staff

- 2025年12月23日
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〇奥田ふみよ君
れいわ新選組、奥田ふみよです。
今日は、人事院勧告への対応、3000億円についてお伺いします。人事院勧告への対応ってどういう意味か。子どもにも分かりやすく言いますと、公務員、その中には学校の先生が多く含まれていますが、公務員の給与をアップするのに3000億円を回すという、まあ一見ありがたい話ではありますが、まず確認しておきたいのですけれども、この3000億円、一般財源ですよね。
〇政府参考人(出口和宏君)
お答えいたします。今回の地方交付税の追加交付に当たりましては、地方公務員の給与改定に必要な財源を措置するため、普通交付税の基準財政需要額におきまして給与改定費を創設することといたしております。
地方交付税につきましては、地方交付税法において、交付税の交付に当たって、条件を付け、またはその使途を制限してはならないと規定されているところでございまして、地方交付税は使途に定めのない一般財源でございます。
〇奥田ふみよ君
ありがとうございます。この一般財源というのはまたどういう意味かということになりますが、子どもにでも分かりやすく言うと、一応給料アップに回すことにはなっているが、最終的には各自治体、各地方自治体、要はそれぞれの市や町が使い道を決めていっていいということなんですね。
だから、この3000億円は、実際これが丸々公務員の学校の先生の給与アップに使われるかどうかは限りなくグレーです。それでも、一応、その3000億円のうち、70万人ほどいる学校の先生に回す予定は一応1400億円。これを人数で割ると、単純計算で1人約1.6万円ぐらい月給が上がる計算になりますが、ただ、絶対上がるかどうかは限りなくグレーなんです。
林大臣、この不確かな給与アップで昨今の学校の先生に対する処遇改善、これでできるとお考えでしょうか。
〇国務大臣(林芳正君)

本年の地方公務員の給与改定に係る一般財源所要額については7000億程度と。このうち小中学校の教職員分については、地方負担分として1400億円程度と見込んでおります。
この地方負担分を含めました給与改定に係る一般財源所要額については、あらかじめ地方財政計画に計上しております追加財政需要額、そして給与改善費、これに加えて今回の補正予算により増額した地方交付税の増額交付と、こういうふうになっておりますので、所要額が確保されることとなっておるところでございます。
〇奥田ふみよ君
ありがとうございます。大臣、この国、少子化が大問題なんです、ずっと。過去最悪の少子化が今なんです。それが今の日本の問題です。この国務大臣として、子どもたちを守るためにそこに立っていらっしゃることを一緒に共有させていただきたいと思うんです。とんでもない今緊急事態なのを一緒に共有して、そしてご理解いただいて、緊張感を持っていただきたいと思うんです。
アメリカの経済成長のためにはポーンとお金を80兆出して、軍事費には60兆もの予算をポーンと付けてお金刷るんですよ。規模感がそちらの方は全然違うんですね。お金あるじゃないかって。その100兆円超えのお金、子どもを守るために今は使わないかんのやないのですか、と私言いたいんですよ。
小中学校の先生たちがどんな大変な労働を強いられているかご存じでしょうか。れいわ新選組の大石あきこ衆議院議員は何度も教員のブラック労働について質問をしていますが、学校の先生が休めていない実態はもうとっくに全国中で知れ渡っています。
私の地元、福岡県・福岡市の中学校の教員の方が、土日祝日の部活動に一日勤務してもたった2700円しかもらえないんですってよ。しかも、これ3時間以上従事した場合で、これ交通費コミコミです。ほぼボランティア活動じゃないかという金額です。
しかも、この2700円さえも廃止の流れになっている。教員を土日の部活顧問から解放しようという流れになっているようなんですけれども、ほとんどの教員は、顧問続けてほしいという校長先生や、あるいは生徒や保護者からの圧力に結局負けてしまいます。
学校の先生にも家庭があり、自分の子どもがいる。でも、無限に時間を取られている。土日の顧問や夜の残業、休憩時間だってない。先生、こうおっしゃっていました。「私たちも人間です。人間らしい暮らしをさせてほしい」。とんでもない叫びだと思います。
総務省の大臣とされましても、教員の働き方を把握されて、仕組みをちゃんとつくって、別枠で予算確保してください。お願いいたします。
大臣、先生たちのブラック労働のしわ寄せは、そのまま子どもたちにも降りかかっています。子どもたちに向けたブラック校則、肥大化しています。私は、世間でよく言われているブラック校則、いわゆる人権侵害校則、私自身は「カルト校則」と呼んでいますが、これら理不尽な校則を廃止しようという活動を8年以上続けてきました。私のもとには、日々、児童生徒からの膨大な量の人権侵害校則について悲痛な叫びの声が届いています。今日も来ていました。
現在、日本の多くの学校には、徹底した管理と画一化を目的とした生徒への人権侵害校則、本当に多く存在しています。これは単なる教育上の指導規範を超え、児童生徒の基本的人権を侵害する性格を持つ異常で愚劣極まりないものなんです。学校の校則は、一見ささいな服装や生活指導のように思えるかもしれませんが、学校からの一方的な自由の制限が絶対服従の価値観をたたき込みます。
これは現役の学校の先生が複数、奥田に言った言葉ですが「社会に出たら理不尽だらけなんやから、いわばこの校則っていうのは親心なんよ」「理不尽でも何でも諦めて従わんといかんの」と言うんです。つまり、理不尽な指示にも疑問を抱かず、従順であることを当然だとする非民主的な価値観を生徒だけでなく先生にも植え付けています。
これを象徴する具体的な例として、奥田のところに来た例を紹介します。DMを紹介します。全国で75%以上、小中高の体育館で冷暖房完備されていません。体育館が寒いときに体温調節するためにコートを着たいけど、コート着用は校則で禁止されているから脱げと言われ、ガタガタガタガタ震えながら体育館で集会を受ける。これっておかしくないですか。
また別の例です。指定された通学靴は白のみという公立の中学校。間違えて別の靴を履いて登校したら、学校に入れてもらえず、別室軟禁。校則違反と連絡を受けた親は、仕事中にもかかわらず家に戻り、指定靴を持っていったところ、親子でどなられ、次に白以外の靴を履いてきたらペンキで白くするからなと言われた。とんでもない、異常じゃないですか。
この異常な指導が教育なんだと教員も親も思い込み、子どもに押し付けていく。これ、本当に異常としか言えないんです。このようなカギカッコ付きの教育のあり方、まさにブラック労働と言われる理不尽な過酷労働の温床になっているんです。
社会に出ても、仕方がないと言って諦めて、長時間労働や不当な指示に疑問を持たず、声を上げられない大人になってしまう。その結果、日本社会全体が過労死やサービス残業といった奴隷労働という人権侵害労働から抜け出せなくなっています。つまり、国民の生命や心身の健康に直結する非常に重大な問題なんです。
文科省の資料を見ると、令和5年度の教職員、精神疾患による休職者数は7119人、過去最多。また、小学校の教員で、定年以外の理由で7024人も辞めている。これもここ10年で最悪。学校の中で子どもたちの心や体を守る立場の先生たちが、先生たち自身の心や体が危険的な状況に置かれているのは、このデータを見ても明らかです。こんな状況で、学校の先生になる人がどんどん減っていくのは当然です。
大臣、もう一度伺います。教師たちが助けてくれって悲鳴上げています。休ませてくれって言っています。先生たちの限界、とっくに超えている。うつや自死、先生殺しているの、誰なんでしょう。この処遇改善、もっとスピード感を持って進めていただきたいんです。別枠で、先生たちへの給与を上げる、そして人員を増やす。別枠で確保してください。
時間がないから「はい」か「いいえ」でお答えいただけますでしょうか。
〇国務大臣(林芳正君)
先ほどご答弁したとおりでございまして、所要額は確保されることとなっておるということでございます。
〇奥田ふみよ君

傍聴席には、先ほどまでいらっしゃった、高校生の方いらっしゃったんですけど、ちょっと用事でいなくなりましたが、配信をご覧になっている、そして、先ほどまで傍聴席にいらっしゃった未来世代の子どもの主権者の皆さん、聞いてください。
高市政権は、戦争ビジネスの準備を刻々と進めています。一番守らなきゃいかんこの国の防衛は子ども。子どもが少なくなっているんだから、子ども守らないかんのに、そして子どもの近くにいる先生の給料も上げらないかんのに、そこに予算をそんなに回さない、ほとんど回さない。人殺しの武器作って売って、それで稼いでいきますという、とんでもない憲法違反発言をしている防衛大臣もいます。
ここまで腐らさせた政治は、自民党だけでなく、野党の議員の皆さんも原因があると私は痛感していますよ。この4か月、いろいろ見てきましたけれども、空気読み合っている現場をたくさん見てきました。市民の暮らしの窮状をますます悪化させても、いつも自民党にお伺いを立てている野党、この国会は緊張感や危機感が全くありません。
私は、本気で国会の外にいる市民を救うために、与党とガチンコで、言論で闘うれいわ新選組と一緒に、絶対に戦争させない国を市民の皆さんと一緒につくっていこうと、本当に改めて思っています。配信をご覧の主権者の皆さん、みんなで一緒にお年寄りと子どもを守りましょう。終わります。