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2026年5月12日 環境委員会「フクイチの原子力緊急事態宣言って、解除されましたか?」

  • 5月14日
  • 読了時間: 10分

〇奥田ふみよ君

れいわ新選組の奥田ふみよです。



大臣、原発関係のトラブルや違反など、東電だけでも数え切れないぐらいありますよね。


例えば、フクイチの汚染水流出隠し、また汚染水のタンク、トリチウムだけは対応して、それ以外の汚染物質は基準値超えでも放置、そしてフクイチの地震計が壊れたまま放置、また、爆発のおそれがあるボンベを防護区域に無許可で持込みなどなどなど、枚挙にいとまがありませんが。


先月の4月16日、すったもんだが続いたにもかかわらず、新潟県の柏崎刈羽原発6号機、再稼働してしまいました。


この原発は、今年1月21日に14年ぶりに再稼働したと思ったら、わずか1日で制御棒を動かすインバーターの不具合が発生、22日に停止。しかし、このわずか数日前の1月17日と18日にも別の不具合が発生していますよね。


山中委員長、東電はこれを「30年前の建設時の設定ミスが原因」と説明されていましたが、この制御棒は何本あって、そしてそのうちの何本にミスがあったんですか、教えてください。


〇政府特別補佐人(山中伸介君)

お答えをいたします。


原子力規制委員長 山中 伸介
原子力規制委員長 山中 伸介

制御棒は205本ございます。この制御棒に関する試験のトラブルでございますけれども、2万9千通り程度の組合せのうち88組の制御棒の組合せにミスがあったというふうに報告を受けているところでございます。


〇奥田ふみよ君

ありがとうございます。


88本の不具合、しかも、30年間この不具合を見抜けないで来たということですよね。ということは、さらに、別のこのインバーターの不備もあった。


結局、1月22日に停止をした。15年間停止している間、これらを点検する時間は十分にあったはずです。国は世界で類を見ないフクイチの過酷事故を受けて、それでも再稼働すると意気込み、更に厳しいチェック体制を増やしたはずなんです。


しかし、蓋を開けてみたら88本のミスとインバーターの不備事案、国民の命を預かる国が責任を持って検査したとは到底言い逃れができない数だと思います。


今回の制御棒関連のもろもろミス事案は、原子力防災担当・石原大臣と山中規制委員長の顔に泥を塗った形になりましたが、しかしながら、大臣や規制委員長は1月の再稼働前に責任者として厳しいチェックをされているはずなんですが、山中規制委員長、この原子力規制委員会としての厳しい最終チェックしたか、しなかったかでお答えください。


〇政府特別補佐人(山中伸介君)

事業者の安全確保についての責任は、一義的にその実施については事業者に責任があるというふうに考えております。最終的には、使用前事業者検査を行い、それに確認するのが原子力規制委員会の努めであるというふうに考えております。


しっかりと、我々、事業者の使用前検査の確認を行ってきているところでございます。


〇奥田ふみよ君

様々な言い訳、責任逃れ、そして、不備が重なっても安全は確認されたとして、この東電の原発としては福島第一原発の過酷事故以来初めての再稼働、今回もなんとしてでも再稼働はするということが明らかになったんだと私は理解しています。



大臣、人間が造った機械は必ず壊れます。その一番ひどい壊れ方がフクイチであり、その壊れた原発の直し方すら、いまだ誰にも分からない。


大臣、この誰にも分からない、直し方が分からないこのフクイチの原子力緊急事態宣言は解除されましたか。


〇国務大臣(石原宏高君)

環境大臣/原子力防災担当大臣 石原 宏高
環境大臣/原子力防災担当大臣 石原 宏高

原子力緊急事態宣言は解除されておりません。


〇奥田ふみよ君

フクイチのこの緊急事態宣言が15年たっても解除されていない。


柏崎刈羽は再稼働直前に88本ものミスが見つかる。原発をゴリゴリ推進したくせに、こういった、ずさん極まりない政治家の皆さんに対して、今日傍聴に来られている皆さんや配信をご視聴の主権者の皆さんこそが最も厳しく、この愚劣なミスを追及し続けなければ、ますます当たり前のようにこのようなミスが放置され、本当に取り返しの付かない事態に追い込まれかねません。


安全性が確認されたと言い、蓋を開けたら88本ミスの柏崎刈羽原発。しかし、それ以上に驚愕の崩壊っぷりを見せたのが浜岡原発です。今度はデータ不正の大事件。


委員長、この不正、規制委員会が見付けたんでしょうか、それとも内部告発でしたっけ。お答えください。


〇政府特別補佐人(山中伸介君)

お答えをいたします。


今回の中部電力の不正行為につきましては、昨年2月に原子力施設安全情報申告制度に基づきまして原子力規制庁外から情報提供を受けまして、事実関係の確認のため、事務局が中部電力との面談を数度にわたり繰り返し実施していたところ、昨年の12月に中部電力から不正行為が確認されたとの旨説明がなされたことで発覚したものでございます。


具体的には、原子炉建屋等の耐震設計の前提となる基準地震動を策定するためのデータが恣意的に操作されるといった不正行為があったものと認識しております。


〇奥田ふみよ君

いわゆる内部告発によるものだということだと思います。これまた、規制委員長や石原原子力防災担当大臣の顔に泥を塗ってしまったというような話だと思います。


内部告発で明るみに出た浜岡原発の不正。どんな不正かといいますと、中部電力が、想定される地震、例えばこの南海トラフなどの最大の揺れを示す基準地震動、この基準地震動があって、強い振動から弱い振動などの数千の計算結果の中から中部電力にとって都合の良い、つまり揺れが小さくなるデータだけを意図的に選び規制委員会に提出していたり、また、厳しく決められたこのプロセスを経ていないのに、決められた算出方法を用いてうそのデータを原子力規制委員会に提出したというものだと理解しています。


今回は内部告発により明るみになったという非常に恥ずかしい事件ですが、山中規制委員長、電力会社の報告だけを鵜呑みにされて、国民の命を守るための規制委員会のダブルチェックはこの事件もなかった、しなかったという理解でよろしいですよね。この件をお答えいただきたかったのですが、ちょっと時間の都合で先に進めます。


次行きます。不正のデータを提出するなど、これ想定外だったとは思うんです。しかし、世界の誰もが想定できなかった事故が起きた、それがフクイチ。フクイチを教訓に、原子力規制委員会は更に厳しいチェックの項目を設けたはずです。


それなのに、フクイチの教訓を無視して不祥事を起こす電力会社。こんな不祥事を二度と起こさせないように是正するのが規制委員会の仕事ではないのでしょうか。


それと、もう一つ。想定外の事故が起きたときに、国は、近隣に暮らす主権者たちへの徹底した生活保障での責任の取り方、ちゃんと法整備をしなきゃならないところまで来ていますよね。


だって、原発は、未曽有の過酷事故が起きたのに相変わらず国が推進し続けておりますし、ひとたび事故が起きれば一瞬にしてこの国に暮らす全ての主権者の命と生活を壊すんですから。生存権の問題なんです。だから、ダブルチェックやトリプルチェックをするのは当然のことだと思っています。


大臣、今回のデータ不正事件を起こしてしまったこの責任は一体誰が取るんですか。何度も言いますが、この原発というのは国が推進している事業だと思います。どなたが責任取られるんでしょう。


〇国務大臣(石原宏高君)

原子力、すみません、原子炉等規制法に基づいて、原子力規制委員会において現在も本件について事実確認が進められているところであります。今後、規制庁において厳正に対処されるものというふうに承知をしております。


〇奥田ふみよ君

国民の命を脅かすと分かったこの原発事故の責任問題、ずっと曖昧にし続けている無責任極まりない現状だということを私は理解しました。


そもそも、フクイチの教訓を本当に得るのであれば、フクイチの原子力緊急事態宣言、解除しなければ始まらないんです。なぜなら、何度も言いますが、全ての国民の命の問題、生存権の問題だからです。


原子力防災担当の石原大臣、憲法25条の生存権を保障する責任を最も果たすべき立場のお方だと理解しています。その大臣にお願いいたします。


再稼働した柏崎刈羽も含め、審査中の10基全ての原発について、基準地震動を含むあらゆるデータの不正チェックを再度、網羅的に行わなければならないと思います。その間は全ての原発の稼働を止めなければいけない。


なぜなら、何度でも何度でも言い続けます。世界でも未曽有の過酷事故を起こしたフクイチ緊急事態宣言が解除さえされていないからです。


本当に原発が安全だとご主張されるのであれば、それに係る国家予算、人とお金、今すぐ回して、この調査機関を設置してください。いかがでしょう。


〇国務大臣(石原宏高君)

環境大臣/原子力防災担当大臣 石原 宏高
環境大臣/原子力防災担当大臣 石原 宏高

ぜひ、奥田委員にはご理解いただきたいんですが、私の原子力防災の担当大臣としては、原子力発電所の再稼働等についての権限はございません。原子力発電所の再稼働等も含めて、その検査についてはぜひ、規制委員長の方にお尋ねをいただければと思います。


〇奥田ふみよ君

石原大臣は一人の主権者であり、そして自民党の政治家でいらっしゃると思うんですね。この自民党が、こんな過酷事故を起こしても再稼働を推進、そして小型原子炉まで造ると、ゴリゴリこの原発に対して事業を進めている。そこにいらっしゃる石原大臣に、私はこのような無責任なお答えは聞きたくなかった。


話を先に進めます。国民の命や財産を守らなければいけない政府が、いっときの利権のために、真面目に働く生身の国民生活を潰しにかかっているんです。


古くなった原発をそれでも再稼働しまくる、建て替えも新設も認めていく、60年超えた原発も運転させていくという国の政策は、福島原発の緊急事態宣言を解除できないこの現実、一切無視した狂気というべきものであり、国民の命を奪うもの、まさしく国民の生存権、憲法25条違反行為だと言わざるを得ません。


今回、アメリカがイランを攻撃して、イランがホルムズ海峡を事実上閉鎖したときに、石油が輸入できないと日本の経済活動が打撃を受ける、だから原発は再稼働しなきゃいけないなんという、狂った論調すら出てきている始末です。


高市総理も「国家の強靱化」と「エネルギー安全保障」という、その心地よく響く言葉で原発再稼働を強固に推進しています。そこまで推進したければ、まずフクイチの原子力緊急事態宣言を解除してから言え!と、これが健全な国民の感情だと思います。



3.11以降の国民の声は、安全ではないこの危険な原発はもう動かしてほしくない。愚かな人間が作る法律は天変地異のすさまじさには追い付かない、それを見せ付けられたのが3.11。


これは最大級の警告だと思っています。これ以上再稼働なんてさせられるわけがない。国民からすれば「規制」とは「廃炉」にすることです。これが憲法13条、個人の尊厳を保障された普通の主権者の感覚です。


傍聴に来ていらっしゃる主権者の皆さん、中継をご覧の主権者の皆さん、あなたの健康で文化的な生活を守らなきゃいけないはずの政府が、どういう屁理屈で安全性が担保されると到底言えない原発を再稼働したいのか、利権にまみれたこの政治を目撃しに国会に傍聴にし続けに来てください。


この国会には生身の生活者、主権者たちがいなさ過ぎるんです。だから、普通の市民感覚の質問をしましたら、大企業や資本家目線の大臣やそれを支える官僚たちの答弁とびっくりするほどかみ合わないんです。


この異常な違和感を、引き続き全ての主権者の皆さんにしっかり知っていただき、向き合っていただくべく、私、奥田ふみよは今後もこの原発に関する追及をしっかりと続けていきます。


終わります。ありがとうございます。

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