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2026年6月10日 憲法審査会「平和の最大の敵は無関心。戦争の最大の友も無関心」

  • 6月15日
  • 読了時間: 6分

〇奥田ふみよ君

れいわ新選組の奥田ふみよです。本日は、両参考人による貴重なご意見、本当にありがとうございました。


憲法は、80年前の先人たちが再び権力の居座りをもくろむ者が現れることをちゃんと予測し、二度と政治屋たちが暴走しないように、先人の知恵が詰まっているのが54条と考えています。


戦前の1928年、政府の緊急勅令によって治安維持法の改悪で国民を黙らせた後に、戦争が始まるぞと緊急事態をあおり、1941年2月に衆議院の議員任期を延長、その年の12月には日本は真珠湾攻撃を仕掛けて戦争を勃発させています。


だから、日本国憲法前文冒頭にあるように「日本国民は正当に選挙された代表者を通じて行動」と記されてあるのだから、緊急事態であると脅して国民の自由を奪って黙らせたり、議員任期延長や国会議員の居座りを絶対に二度と許してはいけないということを歴史が教えていると思っています。



このような改憲ありきの憲法審査会開催などは違憲、憲法違反、愚劣の極みだと訴え続けています。


先ほどご見解を伺ったところではあるんですが、一体この緊急事態というのはなんなんでしょうか。なぜ緊急事態だからといって選挙ができないと決めつけるんでしょうか。


災害のときには選挙には行けないと言いますが、平時のときから災害時でもちゃんと選挙ができるように事前に議論を重ねればいいと思いますし、本来国民はどんな事態でも投票の権利を持っているのだから、それを国会が全力で守らなければいけないのではないでしょうか。


そもそも、今年2月の衆院選だって、有権者にとっては選挙困難事態だったと思います。最短の選挙期間で、公営掲示板が大阪市では3分の1に減らされ、青森県弘前市では、豪雪の影響もあり6分の1以下に減らされたという報道もありました。それでも選挙を強行した自民党が「選挙困難事態」と、どの口が言うのでしょうか。


そこで、只野参考人にお尋ねいたします。

要件が不明確なまま改憲すれば、戦前のように内閣が制度を濫用するおそれがあると指摘されていますが、どうすれば内閣の濫用を抑えられるとお考えでしょうか。


〇参考人(只野雅人君)

ご質問ありがとうございます。

なかなか難しいご質問だと思うんですけれども、ひとつはやはり、きちんとやはり制度を考えると、ここは重要かなというふうに思っておりまして、今日のお話で申しますと、すごく例外的な強い事態想定して十全な対応しようとすれば、どうしても大きな例外をつくらなきゃいけなくなると、このことのデメリットというのはやはり考えざるを得ないんじゃないかと、これが今日お話ししたことでございました。


只野雅人 教授(専修大学大学院・法務研究科)
只野雅人 教授(専修大学大学院・法務研究科)

これは多分内閣を抑えると、内閣が権限濫用することを抑えるということにつながってくるかなと、こういうふうに思っております。


もうひとつが、やはり国会の方できちんとコントロールをしていただくということもすごく大事かなというふうに思っておりまして、いわゆる憲法化という話を最初させていただきましたけれど、そのメリットのひとつでよくそれは挙げられるわけですね。


しかし、これは相当やっぱりよく考えて作らなきゃいけないところでございまして、多数党が内閣を支えるというのが議院内閣制でございますから、それだけで十分なのか、いろんなことが多分考えられると思いますし、何より平素の国会の活動の足腰をきっちり鍛えていただくってすごく大事かなと、こう思っております。


しっかり審議をする、しっかり統制すると、通常の国政運営の中でそういうことを積み重ねていただくということも非常に大事かなと考える次第です。


〇奥田ふみよ君

ありがとうございます。

緊急事態条項のイメージ案には緊急政令、緊急財産処分の規定を盛り込み、戦前と同じように、立法府の権限を根底からなし崩しにしようとしています。ましてや、文春疑惑渦中の高市自民党にこれ以上独裁を許してはいけないと思っています。



しかしながら、一番の問題は、はっきり申し上げますが、多くの国民の危機感のなさや無関心によるものだと考えています。


沖縄の活動家、阿波根昌鴻(あはごん・しょうこう)さんも、

「平和の最大の敵は無関心である。戦争の最大の友も無関心である」と言っています。


なぜ主権者がここまで無関心になってしまったのか。この点、長谷部参考人にお伺いいたします。


今のこの憲法改正議論そのものが最大の緊急事態であるぞということを1人でも多くの主権者が気付いてもらえる方法は何かないでしょうか。


〇参考人(長谷部恭男君)

大変根本問題をついた難しいご質問いただきました。どうもありがとうございます。


長谷部恭男 教授(早稲田大学法学学術院)
長谷部恭男 教授(早稲田大学法学学術院)

ただ、一般の国民の方々というのはそんなに政治については関心がないものだというのは、これは、ジャン・ジャック・ルソーという人が「山からの手紙」という書簡集の中でルソーがそう言っております。民主主義の神様のように思われている方ですけれども。


というのも、一般の庶民の人たちというのはもう毎日の自分の商売のこととか金もうけのこととか自分の暮らしのことで頭の中はもういっぱいと、だから国全体の政治のことについてまでそこまで頭が回らない、そんな暇はないんだと、そういうものなんだというふうにルソーは言っております。


したがいまして、そういう多くの一般市民の方々はそこまでの時間もエネルギーも余裕もないというわけです。


だからこそ、国会議員の先生方が全国民の利益のために頑張って国政を担って審議や議決を行っておられると、そう思いますので、やはりここはそういうプロフェッショナルの国会議員の先生方、政治家の先生方の頑張りに期待をする、それは奥田先生も含めての話でございますけれども、そこに期待をするしかないのではないかというふうに考えております。


〇奥田ふみよ君

ありがとうございます。

再三申し上げておりますが、改憲ありきの、この憲法審査会開くこと自体が憲法違反であり蛮行であると、れいわ新選組は否定し続けています。


憲法審査会を開くのであれば、改憲論議ではなく、そもそも今の内閣がちゃんと憲法を守っているのかを精査しなければいけないのではないのでしょうか。


日本は、40年近く先進国グループの中でも最も経済衰退しっ放しの経済の大愚策が続いています。「責任ある積極財政」と言いながら、元々不況なのに、コロナが来て物価高、中東情勢悪化により更なる物価高が覆いかぶさり、国民の生活はまさに緊急事態。


それなのに政府は、国民に積極財政は施さず、しょぼい支援のみ。


国民の6.5人に一人が貧困なんですよ。とにもかくにも、自民党・政府は憲法25条を全国民に保障してからです。国が本気で保障すれば1、2年で貧困者をゼロにすることだって可能です。改憲したい国会議員たちはまず貧困者をなくせ。とっとと国民生活を守れ。


主権者の皆さん、あなたの自由や生きる喜びを根底から破壊するろくでもない改憲をもくろむ国会議員どもは、主権者たちの力でしか憲法の檻に閉じ込めることはできません。


この緊急事態をまだ気付いていない主権者に、先に気付いたあなたが伝えてください。


おかしいことにはおかしいだろうと声を上げて、みんなで変えて、みんなで笑って暮らしましょう。


終わります。ありがとうございました。

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